歯と歯の間に気をつけろ!2歳から毎日のデンタルフロスで虫歯予防!

歯を毎日シッカリみがいているのに、虫歯になった――そんな経験はありませんか?

それもそのはず、実は、そもそも歯ブラシの毛先が届かない場所があるんです!歯ブラシの毛先が届かない場所は、虫歯になりやすいですよね。

このページでは、「虫歯になりやすい3つの場所」と、もっとも簡単に虫歯のリスクを減らす方法の一つ、デンタルフロスの使い方をご紹介します。

小さな子供から大人まで、矯正治療中の方もみんなで、今日からデンタルフロスを使って虫歯を予防しましょう!

1.歯ブラシだけでは、歯垢を60%しか除去できていない

歯ブラシでブラッシングを一生懸命やっていても、虫歯ができてしまうことは、めずらしくありません。

実は、ブラッシングだけでは、虫歯の原因となる歯垢(プラーク)を約60%しか除去できていないんです(高世、2005)!!

ブラッシングだけ一生懸命やっていても、約40%も歯垢が残ったまま――みがいていないのとほとんど同じなんです!

2.虫歯になりやすい3つの場所

「ブラッシングだけでは歯垢が残りやすい場所」が、「虫歯になりやすい場所」です。

「虫歯になりやすい場所」は、だいたい決まっていて、3つの場所に分けられるんです。「虫歯になりやすい3つの場所」を知って、その対策をたてれば、虫歯予防の効果はグンと上がります!

覚えておきたい「虫歯になりやすい3つの場所」

  1. 歯と歯の間(歯間隣接面)
  2. 奥歯の溝(小窩裂溝)  
  3. 歯肉に近いところ(歯頸部)   

虫歯になりやすい3つの場所

3.デンタルフロス・歯間ブラシを使うだけで80%の歯垢を除去できる

ブラッシングだけでは、約60%しか歯垢を除去できません。しかし、ブラッシングに加えて、デンタルフロスや歯間ブラシを使う――たったそれだけで、約80% 歯垢を除去できるんです!!(下グラフ: 高世、2005、改変)

虫歯予防には、しっかりブラッシングした後に、デンタルフロスや歯間ブラシ、あるいはその両方を使って、「歯と歯の間」や「歯肉に近いところ」の歯垢をしっかりと除去することが必須なんです!

デンタルフロスや歯間ブラシによる歯垢除去率

デンタルフロス 歯垢除去(高世、2005;改変)

参考文献:高世尚子ら:歯間清掃具によるプラーク除去効果の臨床的検討.日歯保存誌,48:272-277,2005.

4.小さな子供から大人まで、絶対に使ってほしいデンタルフロス!

4-1. デンタルフロスと歯間ブラシの使い分け

デンタルフロスは歯と歯の間のスキマが狭く、くっついている部分(コンタクトポイント)に使い、歯間ブラシは、歯と歯のスキマが狭くない部分やブリッジの部分に使います。

状況に応じて両方を使い分ければ良いのですが、特にデンタルフロスは、小さな子供から大人まで、すべての人に絶対使ってほしい必須アイテムです!

4-2.デンタルフロスの使い方

ホルダーの付いたデンタルフロスが、使いやすく大変おすすめです。

使い方は、下記の通りです。

デンタルフロスの使い方

(ライオン歯科材株式会社:DENT.Communication より抜粋)

5.2歳からはじめる乳歯のデンタルフロス

乳歯 デンタルフロス

(ライオン歯科材株式会社:DENT.Communication より抜粋)

乳歯の前歯は、スキマのある子とない子がいるので、デンタルフロスを使うかどうかはケースバイケースですが、第二乳臼歯(真ん中から数えて5番目の歯、最後方の乳歯、E)が生えそろったら、その前にある第一乳臼歯との間に、食べ物が詰まったり、歯垢がたまったりしやすくなるので、デンタルフロスは必須になります。

乳歯列

第二乳臼歯が生えるのは、2歳から3歳なので、この頃から仕上げみがきの後に、デンタルフロスを使いはじめると良いでしょう。

もちろん乳歯の前歯と前歯がスキマなく並んでいる場合は、2歳より前でも、デンタルフロスを使って、「歯と歯の間」の歯垢をしっかり除去して下さい!

6.“おすすめ” デンタルフロス

小さな子供に安全なのは、“ピックのないもの”

市販のデンタルフロスは、フロスの反対側の持ち手にピック(つまようじ)を設けているものが多いです。しかし、小さな子供がピック付きのフロスに近づいたり持ったりすると、ケガをしないかとハラハラすることがあります。

デンタルフロスは、小さな子供にも使ってもらいたい必須アイテムなので、ピックのないものが“おすすめ”です。

7.矯正中でも簡単に使える“ORTHOFLOSS(オーソフロス)”

矯正中でもデンタルフロスは絶対に使ってほしいアイテムです。歯並びがきれいになっても、歯と歯の間が虫歯になって、銀歯を入れることになるのは、大変に残念です。

矯正中でもデンタルフロスを使う方法は色々ありますが、中でも、もっとも簡単な方法の一つに、“ORTHOFLOSS(オーソフロス)”のホルダータイプを使う方法があります。

矯正用デンタルフロスORTHOFLOSS

使い方は、普通のホルダータイプのデンタルフロスとほとんど変わりません。

(ロッキーマウンテンモリタ、FEEDデンタルより抜粋・改変)

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歯太郎

歯太郎

歯科医師、歯学博士、口腔外科認定医、インフェクションコントロールドクター、そして息子たちのパパ。